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| 2011/08/16 悪い(-1 pnt) by ソンプーGU 津軽為信も自らの為に娘ごと主君を毒殺をするような策を弄したが、本作の宇喜多直家は間違いなくその上をいくだろう。さすがに秀吉じゃなくても怖れるだろう・・ それほど備前一ヵ国を奪いし彼の人生は暗殺や謀殺といった裏切り行為が多かった、人によっては「悪人」扱いである。まあ弟の忠家でさえも兄といるときは着衣の下に必ず鎖帷子をつけているほどで、一時期味方でもあった毛利家中の者も彼との同席は辞退するほど信用のない人物だったから致し方ないとは思うが、そういった評価は有る意味彼の凄まじい人生そのものだったと言えるのではないか。 以上のように生前から現代に至るまで直家は評判が良いとは言えない。そしてそんな彼がこの歴史小説においては結構美化されている、いやされ過ぎていると言って良い。読んでみると知勇を兼ね備えた中々の好青年であり、やがてお家を再興して民を慈しむ立派な領主と成る。やがてそんな彼にはロマンスもうまれ・・筋としては中々面白くもあるが、こうなってくると何だか個人的には違和感有りまくりである。それに直家の本領発揮と言うべき史実が(読者へのイメージを考慮してか)結構カットされた最後は頂けないだろう、これでは読んだ意味がない。 こういったことで作品としてダメなのか題材に問題あったのか両方なのかよく分からないが、宇喜多直家と言う人物が「大河」で扱われない理由を別な角度から改めて認識させてくれた作品だったと思う。ただ一般受けはしない御仁である事は間違いなだろうが、直家が城下町岡山の振興に大きく携わったことは人物として評価していいかと思う。 |
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